
伊豆北川の海を潜り続けて25年。久しぶりに「アヤニシキの嚢果か胞子が出ている姿を撮りたい!」と思い、7月から定点観察していた水深5メートルのアヤニシキがついに8月のお盆期間中に胞子を出しました。
潜るたびに同じ個体を見続けていたのでいとおしい~存在です。はたから見たら、あんな揺れている所で何をしているんだ?と思われていると思います。水深5メートルの浅場で揺れに耐えながらの撮影は、腕が筋肉痛になるほどでした。
しかし、またいつこの瞬間に遭遇できるかわからないと思い必死に撮影したのが今回の写真です。
初日はピンボケが多く、午後のダイビングで撮影しようと思っても胞子は出ていませんでした。翌日の朝8時のダイビングでは、3カ所から胞子が出ていましたがこの日の昼のダイビングでは見られませんでした。
田中副会長から「動画で撮ってみたら?」と言われ、水中で動画撮影を気づけなかったことが悔やまれ「よし!」と思って次の日に行きましたが、見続けてきたアヤニシキの藻体自体がなくなっていました・・・。
課題が残ったまま、次回この貴重な機会にいつ会えるのか・・・?
一藻一会 その時その瞬間の大切さを痛感でした。
高山 優美